アスパラの味その・・・?忘れました。

 アスパラが旨い!びっくりしました。台風後の2日間の晴天で見る見る甘さを回復して、春の甘さに匹敵するくらいになりました。驚くべき変わりようです。

 春のアスパラは秋に根に蓄えた養分で芽を出しますので味の変化は少ないのですが、晩夏のアスパラは完全に今の光合成から出来た養分で芽を出すのでしょう。それが確実に味に現れます。初夏の夏アスパラの出始めはどうだったのか改めて来年研究が必要です。

 と言う事で、来年は夏のアスパラの朝市には味の情報を出さないといけません。今日は、旨い、少し旨い、少し不味い、不味いの4段階くらいにしましょうか?朝に糖度を測って、茹でて試食してお客さんを迎える!くらいはしても良いかと思います。

 

 朝市の話に繋がりますが、最近めっきり現金を使う機会が減りました。クレジットカードや、エディやワオン、スイカなんかでほとんど足りてしいます。現金を持ち歩くのはそろそろ必要無くなって来ています。しかし、唯一必要なのが目の前の産直での買い物と・・・実は朝市で私自身が現金で買い物をさせてしまっている!事に気が付きました。

 わざわざ畑に機器を設置するなんて考えられませんのが、もう間近に近づいているであろうスマホ同士での決済。来年辺りには一般的になっていれば有難い。仮想通貨の仕組みなんか良く分からないし良く知る気もありませんが、便利に使えればそれでいい。

 先ほどFBのニュース広告が気になって見て見ると、スエーデンでは手の親指の付け根辺りにICチップを埋め込んで個人情報を管理してスキャナーで読み取れるそうで、そうなると免許書や保健証なんて持ち歩く必要もありませんし、現病歴や既往歴や飲んでいる薬の種類なんか登録して貰えれば、倒れて救急車で搬送された時なんかの救命率なんかは格段に上がるはずです。ここ20年ほどあまり動かなかった時代の変化が急激に動き始めて、面白い時代を生きさせてもらっています。

トウモロコシ栽培。

 大変な1日でした。思いのほか強く吹いた南風にいくつか被害がでていまして、対応に追われる1日で、まだ終ってはいませんが・・・。明日の午前中には終わらせたいと思っています。

 大きな問題は、トウモロコシ畑で周りをコの字に杉林に囲まれた土地は、風には強いのですが、唯一開いた南側から強い風が吹き付けて全て倒壊。しかしよくよく見ると茎の部分から折れているのがチラホラ有り、折れた所を見ると茎の中まで蛾の幼虫が入り込んでいて、虫達にかなり殺られている事を発見しました。初めての栽培で虫に殺られる所を見る前に早めに薬をかけてと言うのは出来ない性格でして何事も体験しないと気が済まないものですから。と言う事で大半は虫に食べられていて後から撒いたまだ小さいのに期待したい所ですが、しかし撒くのが遅すぎたという問題も伴って来ます。

 

 ある程度大きく栽培しているので被害も大きいですが、どういう作業をどういう方法で行って、どれくらい時間をかけてどれ位収穫して、どれくらいで売って、と言うのは、植物の栽培だけでは学べません。今回は自分の成長の為に栽培しています。

 

気持ちは既に2019年へ。

 台風の予測は暴風域にちょっとカスる位なので少し安心していますが、今年はツイている!明日の朝、何事も無く収穫出来る事でしょうか?

 

 昨日地域の打ち合わせが有りまして、なんやかんや色々と話をしているうちに、良いアイデアが浮かびました。

 アスパラを収穫していますと、虫に食われたり、初めから曲がったり、開いた奇形っぽいのやら、棄てる部分がある程度出ますが今はパートさんなど自分達で食べています。これからますます規模が大きくなりますと食べ切れなくなります。もちろん形に味は影響しませんので美味しい時は美味しいのですが、売り物にはなりません。

 今までは買い物に来てくれた方に配ってしまってはアスパラが売れなくなるなんて考えが頭の片隅にあり、あえて話をしませんでした。しかし来年は配る事にしたいと思います、それもちゃんと宣伝して。わざわざ畑に来てくれた方々にタダで配る事は必ず良い方向に回転すると確信しています。

 

 畑の方ですが、新植のアスパラの病気が止まりません。空気中なのか土壌の表面に飛んで落ちて来ているのか分かりませんが、カビの菌の密度は昨年までアスパラを育てていない土壌にも確実に舞い降りて来ています。そして若い茎達に感染して行きます。2つの期待をしていたのですが

 ①アスパラをより健康に育てて体力の増強で感染を抑えられるのでは

 ②土壌中の菌を隠しつつも少しづつ緊密度を減らして行けるのでは

微かな期待を感じていましたが、心が確実に折れ諦めて前進する事に心が決まりました。冬の間にざっくりと計算致しまして出来れば急激に舵を切りたいの考えています。

 

もう既に心は2019年にいるので有ります。でも冬はゆっくり休みたい~。

 

 

 

アスパラの味その3

 ネットバンクのアプリの事を聞きに農協に行きました。このシステムの利用を解除する書類を書いて銀行印を押しまして、新しいパスワードの書類が届くに一週間くらい掛かるそうです。予想通りの回答でありました・・・。

 

 しばらく雨の続いて太陽を見る事無くアスパラの甘みが激減してから、週末久々に少し太陽が出て雨が降りませんでした。潅水を辞めて様子をみるとアスパラの味が激変しましてびっくり!甘みがだいぶ回復致しました。

 昨年は味がどうのこうの考えている余裕がありませんでしたが、今年はお客さんを目の前にして、味に興味を持ち始めました。来て頂いたお客様に味気ないアスパラを買って頂きこんなもんかと思われる・・・。そう、ここ数日は旨くないから辞めた方が良いと言ってキャベツを勧めて来まして、必然的に味にこだわる口実が出来たのであります。

 

 多くの野菜は出来始めて、1,2カ月かかりますがアスパラは土から芽が出て3日、根から考えると4日位でしょうか?直近の天気が大きく影響する様でして、先日はじゃぶじゃぶと雨水を吸って太陽の光を浴びずに、すくすくと伸びたアスパラは大変不味いのでありました。育でた親の仕事ぶりで芽を出す夏のアスパラの特徴でしょうか?春のアスパラとは芽を出す仕組み自体が違うからでしょうか?大変勉強になる出来事でした。

 

 

壊れました。

 いよいよ8月も最終日、来週の台風の進路と強さが心配でありませんが、本格的な秋雨の時期がやって来ます。何とか早くビニールハウスを完成させて、長雨に向けて新植アスパラを守ってやろうかと思います。

 

 以前から画面の割れていたスマホですが、今日いつもの様に地面に落としました所、タッチパネルが死にました。どうする事も出来ませんで早速アマゾンで1.25万円ポチッ、指の隅まで届く4.5インチがお気に入りだったのですが、新しい同じ機種が値上がりしていて、大きな画面になりそうですが毎日持ち歩き乱暴に使いますので安いに限ります。9800円で1年半持てば上々だったでしょう。

 

 とりあえずは自宅のタブレットとPCで不便なく使えますのでSIMだけ入れ替えて、LINEと電話のアプリだけは設定しておく必要があるかなと考えていましたら、思い出しました!しかも月末のこの時期に・・・。

 先日、農協のネットバンクで送金しようと思いましたら20万越える時はなんだかアプリを入れてワンタイムパスワードでセキュリティーを強化しないと送金出来ないと言われまして、アプリを導入。その時最後に、携帯を変える時にはログインした状態で何か設定するので注意が必要だと言われましたので、そんな事あとで覚えていませんし、失くしたり壊れたりする事の方が多いと思いますが?と質問したところ、その時は窓口に行って何か手続きが必要らしい・・・。そんな面倒なのあり得ないですし、それでは送金したらアプリを削除して元の方法に戻しますと言ったまま・・・そのままにしていました!

 と言う事でネットバンクにもアクセスできずにパートの方々にお給料を送金する事も出来ません。そして明日からは週末でして、月曜日に窓口に行って一週間掛かるなんて言われるのがオチでしょう。

 

 問題が起こったのは農協のネットバンクのみ。その他は全てクラウドにデータは入っているのでPCでもタブレットでもログインさえすれば何の不便も無いのです。

 農協に郵貯信金に岩銀に北日本銀に東北銀+ネットバンク。お客さんに合わせるとどんどん増えて行きましてそれぞれが好き勝手で、半分になればいいのに。

 

 

 

アスパラの味その2

 正直言いますと、畑に新鮮なアスパラを買いに来てもらっていて大変申し訳ないのですが、先日も書きましたがここ最近アスパラの味が確実に薄くなって来ています。甘みが足りないとでも言うのでしょうか。しかし、収量は劇的に増収して以来ずっと維持していまして、食べた瞬間旨い!と言う以前のアスパラと違う事が残念でありません。

 

 以前にある超先輩農家さんに言われた言葉で、これまではストーリー作りでダマせていたのですが、これからは食べて劇的に旨い!でないと生き残って行くのは難しいと言うのはその通りでして、味はどんな方向に進もうとも成功を後押ししてくれるはずです。

 

 色々と思いあたるシュミレーションは出来るのですが、一年に一度しか出来ない実験ですので、それが正しいかどうかを判断するのは簡単ではありません。それにこういう味について議論出来るアスパラの農業者が近くにはいないし、身近な関係者には改めて聞いてみようと思いますが、今までそんな話は聞いたことがありません。数値的な定義は必ず必要だと思っていまして、今できるのは現状のアスパラの味を来年と比較できるようにしておく事くらいでしょうか。

 冬の間に全国いろんな先輩農家さんの意見を聞いて、来年の方向性を決めて秋まで美味しいアスパラで生産し続けられるようにしたいものです。

 

 

やっぱり考えが甘かった。

 恐れていた事がおきて来ました。マズイかなあとは思っていました、新植しましたアスパラに病気が出て来ました。一年目のアスパラは剪定はせずに新しく出て来た芽は全て伸ばすので、今も新しい薄い緑色の赤ちゃん達がすくすくと育っていますが、そいつらの肌は弱くあっという間に病気に罹ってしまいます。しかも病気は他に空気感染しますので、せっかく今まで育って大人になった茎達に移ってしまう。

 

 しかし普及センターの認識は、一年目でアスパラを作って来た圃場ではないので土壌に菌がいない為に病気にはならない、薬も大体で良いとしか言わないのです。甘いとは以前から思っていまして、昨年定植して秋には病気が出ている圃場を見ているにも関わらずそういういい方をするのは、発生状況や環境などモニターする気も無く危機意識が低いのであります。

 私が知りたいけどモニターする事が出来ないのは、北上で昨年どれくらいの面積を新植して、どれくらいで病気が出ていているのか。出ている環境に共通点は無いのか。出ていない圃場はあるのか。リスクマネジメントの意識があればどの程度危険なのか調べる事が一番大切なはずなんですが・・・。

 

 大学時代の原子力の科目で、女川原発を見学に行きましたが、その時説明をしてくれましたクソ担当者が言った言葉「何があっても絶対大丈夫です!」リスク管理で一番危険な考え方でして、ミサイルが飛んできたら大丈夫な訳がありませんし、何を想定して、どれくらいまで耐えられる物にしているのかが知りたい訳なのに、それ以上は駄目と考えていない。そしてその後の対処まで考えられない。原発って非常に安易で危ない設備だなと言う認識がありましたが、案の定・・・となりました。

 

 しかし、初めての新植とはいえ普及センターの認識に甘えてしまったのは私でして、そのつけを払うのも自分でそこが面白いところ。駄目だった環境は一番良く分かっていて同じ間違いは繰り返さない、次回は絶対うまくやって自分も成長してみせます。