冬のマラソンシーズン総仕上げ。

 北上市は雨、もう少し冬休みを楽しませて頂きたいのですが、このままでは畑の雪も無くなります。

 久々にランニングを始めますと足の裏の筋肉に痛みが出ます。約2週間、毎日5時間以上バイクを漕ぎ続けて来た疲労は、大分抜けて来ましたのでランニングを再開しました。バイクシューズはソールがほとんど曲がりません。指を曲げる事は有りませんし、お寺を歩くのにもバイクシューズです。たぶん足の裏の筋肉をほとんど使って来なかった。ここでランニングの筋力を取り戻せば、何か変わった相乗効果が表れるはずです。

 3月1日の東京マラソンの選手発表会も行われましたが、マラソンシーズンもそろそろ仕上げの時期に入って来ました。夜のスポーツクラブに限って行きたいと思いますが、少し時間をかけて冬の総仕上げ。3月15日の古河のフルマラソンでベストを目指します。

 

 

 

美しいアンバランス

 全く興味の無かったアートに触れて見たくて、四国でも大きな町では美術館を検索してみて回りました。東京に来てもぶらぶらと、近代美術館、西洋美術館となかなか普段行かない所を見て来ましたが・・・。しかし一つだけ、芸術は爆発だ!の岡本太郎さんの絵のインパクトに興味を持って岡本太郎記念館を拝見。とても勉強になりました。

 抽象的な絵やモニュメントが有名で、その意味は理解しがたい所があります。しかし、超裕福な家庭からヨーロッパに留学。遊びや勉学、仏教や哲学、ありとあらゆる教養の中から生まれたアートの世界でした。

 自然と抽象がぶつかり合ったその中にアートが生まれる。美しい建物も自然の中にたたずむ光景が美しいのであって、住宅展示場に並んでいて輝かない。美しいアンバランスを楽しんでいる様に感じました。

 四国のお寺で書いてもらった御納経の文字の美しさにも通じ、日本の文字にも影響を受けている。そんな所を私自身が、絵を見て感じたのではないかと思います。

 

 そして雪の少ない岩手に、予定より早く帰って来ました。今年のテーマは畑に来て頂いた方と共有する3K「感激・感謝・感動」

 畑は自然では無いのですが、植物、土、そして人工物の美しいアンバランスを、我が農場でも試して行きたいと思います。

 

撤退致しました!

 買って数回しか使ってないチェーンオイルを、JALのお姉さんに指摘され、松山空港に置いて来ました。何故か?自転車は付属品を全て細かくチェックされます。せっかくパッキングした自転車は手荷物検査で、またバラバラに。

 実は自転車屋さんでチェーンオイルは邪魔なので、輪行用に使い捨ての少量タイプは無いかと話をしたのですが‥‥。

 今度からは、お風呂セットの中に忍ばせる事にします。

 

 しかし丁度いい所に、空港があリました。前線の雨雲が停滞する前に、52番礼所まで御参りを終えて、松山城も拝見しまして、今回は撤退する事にしました。あと36ヶ所は後日のお楽しみ。

 小雨の降り始める中、ちょうど通りかかった自転車屋さんアサヒで輪行袋を購入して、チケットも取らずに空港に向かいました。旅行客の少ないこの時期ならではですが、何とかなるん物です。

 

 東北の積雪も例年に無く少なそうなので、早めに仕事の準備に取り掛かります。

 

第50番礼所 繁多寺

  よろずこそ繁多なりとも怠らず  
   諸病なかれと望み祈れよ

 今年も1年間、健康でいられますように。

 

 

やっと松山に来ましたが‥‥。

 四国八十八ヶ所のお遍路も半分を過ぎて、山を幾つも超えて松山市へ入って来ました。全く雪のないスキー場を横目に見ながら、この時期にチャリお遍路が出来ているのは、この暖かさのおかげ。しかし夕方の冷たい風に、足の指の霜焼けが痛みます。

 今日は大きな温泉健康ランド付きの、ビジネスホテルを発見しまして、久々に大きなお風呂でゆったり。やはり大きなお風呂は格別です。明日も朝から行ってきます。

 ここからは街中の鈴生りのお寺が続きますが!何やら雲行きが怪しくなって来ましまた。しかも暫く続きそう‥‥。

 作戦を考え直さないといけません。

修行の成果。

 足摺岬から北上して、宇和島と言う城下町にやって来ました。四国の西側は亜熱帯気候で植物や飛ぶ鳥が変わります。 

 お寺は少なくいくつかの小さな街をまわってやっとたどり着く。日が短く朝晩は寒いので1日100キロ走るのが精一杯。もうすぐやっと走行距離が1000キロを超えそうです。

 しかし、数年ぶりにロードバイクに長く乗りまして、漕ぎ方が大分変わって来ました。

 以前から、長距離は腕に乗せる体重で、肩が痛くなるりました。今回は気をつけて、手の指に引っ掛けて、腕と腹で引きつけ上体から漕ぎ始めてりように心がけていました。最近何だか変わって来たんです!

 ハンドルを握っている力が抜けて来まして、上体の形を決めたまま、一輪車を漕ぐ様にペダルを回す事が出来ます。体がフルに前傾していても、立っていても。

 よくプロの選手が先頭走る時に、DHバー無しに、ハンドルの上に腕の真ん中辺りを乗せて走ります。この前傾で必死にもがいて走る事も出来ます。危ないのでやりませんが。

 弘法大師様との修行のおかげなのです。

 

 

潜在能力に直接ぶち込む!

 1日走ってお寺は1つ。四万十市にやって来ました。峠いくつか越えて西へやって来たこの地。相当な過疎地を想像して来たのですが、何だか様子が違います。街へ入る手前の道の駅風のドライブインで、コットンTシャツアートに感動して、これは使えると職員に根掘り葉掘り話を聞いて、何かセンスが凄いんです。街の小物屋さん、食べ物屋さん‥。

 何か凄いんです。

 越えてきた峠からのギャップに殺られているのか?明日は雨予報ですので、街を探索してみたいと思います。

 

 何もない峠道で数時間、オーディオブックの素晴らしさに感動しました。畑で単純作業中や移動中など、何時でも時間を有効に使える訳で、大発見で有ります。

 さらに丁度聞いていた本の作者が言い出したのは速聴と言う言葉。初めて聞く言葉ですが、このオーディオブックにも4倍速まで出せるのですが、聴けば内容は分かりません。2倍速なら何とかなる。ここから先に‥‥、潜在能力に直接ぶち込む、何か違う世界を使いこなしている方々がいる様です。

 何か凄いんです。

 

幕末の偉人。

 お寺の参道のカーブの超急斜面、金属の蓋の上でトルクを掛けたら、瞬時に無重力でスッ転びました。

 今日は、ゆったりと高知市内から坂本龍馬記念館を探索。昨年の薩摩藩探索から今年は、土佐藩へ。来年は長州へと進めないといけないでしょうか?

 坂本龍馬、ジョン万次郎、幕末を生きた土佐の偉人たちを知りました。ペリー来航から開国をへて近代への移り変わり。昔程では有りませんが、今は沈黙の20年を経ての移り変わり。何か親近感を感じます。

 強く感じたのは、龍馬は20代で明日の日本に思いを馳せ、体制奉還、薩長同盟と政治的に幕府へ大きな役割を果たした事。31歳での暗殺が無ければとは思いますが、現代とは大きく異なります。

 病気や殺人、明日どうなるか分からない死に対する感覚は今とは全く違う。若者達に伝えるべき事は何なのか、ハッキリと見えた気がします。