函館フェリー泊一日の旅。

 百聞は一見に如かず、2月に行った時は雪の中だった北海道のアスパラ農家様も、その他の農家様も一年に一回しかない夏に向けて様々な準備を進めていました。

 私は基本的に人の言う事は信用していませんのが、畑は嘘はつかないと思っています。今ある形のその目的をひも解く事は容易ではありませんが、いろいろなヒントをもらいながらいろいろなやり方を見てくるのは、想像力がかき立てられます。もちろん地元の農家さんも参考にはしますが、やはり似通った形になってしまっていますし、何より経営を語れる人は実はほとんどいません。自分なりに狙いどころを定めてそこに向かう為の形は、ほとんど無駄がありませんし理由がはっきりしています。滅茶苦茶でも美しいと思うものが一杯詰まっています。

 

 地元の30年近くアスパラを育てているおばあさんが言っていた「アスパラは手を加えてやれば、必ずそれに答えてくれるから楽しいよ」とおっしゃっていました。驚いたのは、私にとっては先輩ですが、まだ新規就農から数年のアスパラ農家の若者がおんなじ様に話してくれたのには驚きました。私はまだアスパラに加える手が、正しいのか正しくないのかを想像すら出来ていないので、アスパラはしゃべらないので態度でしか表しませんが、想像して一歩先、数年先の手を打てるようになれたら良いなと思っています。

 

 しかし新幹線の開通には助けられました。ゆっくり一日楽しいで、函館を19:37分に乗ってしまえば22時には北上に着いてしまいます。夜中に走る新幹線が出来れば日本中が身近になると思いますが、騒音の問題で難しいのでしょうか。

 前にも話しましたがフェリーはその点、海上を走るからでしょう、夜行が有るのでいくら時間が掛かっても、朝にはついてしまいます。夢の夜行ホテルですので、私の様にどこでも寝られる人には便利です。函館行きはあまりのも距離が短いので、2時についてもちょっと困るんですね~。