村崎野火山灰に、黒沢尻火山灰。

 寒い雨ですが、生育の悪い畑の西側の対策のテストを決行。バックホーで畑を横断して、一列だけ畝間を掘って10センチ程の硬い軽石の層を破壊して堆肥と共に混ぜ合わせました。

 

 実は、連休前に畑のすぐの近くの分譲住宅の売地で北上市軽ワゴンが遺跡の発掘の様な作業をしていたので、声をかけていろいろ教えてもらいました。

 ここら辺は鵜ノ木遺跡と言うのが有るそうで、土を掘ると高い確率で出て来るそうです。昔の住宅地だったのでしょう、面白いもんで茶わんや炊事場などが土の中に残っていて火山灰が降り積もって埋まっているのでしょう。

 火山灰の話になったので色々聞いてみると、ここら辺では村崎野火山灰が古い層で黄色で軽石の様な石の詰まった層で、その上に赤いの黒沢尻火山灰が数メートル積もっています。以前に雑木の伐根をして根を埋め込むのに穴を掘ったのですが、私の身長くらい掘った所で村崎野火山灰が出て来ました。

 

 とても為になる話でしたが、以前に土作りの先生に畝間の穴を掘ってもらった時に何故か有る10センチ位の黄色い軽石の層は村崎野火山灰で、その下に赤い黒沢尻火山灰、完全に逆転していまして、やはり人口的に盛られたのでしょう。直ぐ隣の深い水路を掘って作って、畑のレベル出しをするのにその土が畑の低い方に盛られたと考えるのが妥当な線で、10センチの硬い軽石の層に見事に根がはれずにストップしてしまってアスパラの根の行き場所がない、そして生育が悪い。そこでとりあえず畝間だけでも根のはる所を作ってあげます。

 

 夏にアスパラ達が生い茂り、根っこを増殖し始めて、その根に栄養を貯め込んで冬を迎え、結果が分かるのは来春です。