川の流れのように。

 ゴソゴソ、バキー!、ついに我が畑にも熊が現れました。私は見る事が出来ませんでしたが、パートさんは親子のクマがキョトンと並んで杉林の中から顔を覗かせたのを見ていたそうですが、みな平然と収穫を続けていました。その隣では友人がチェーンソーで薪の片付け真っ最中。寄って行けば面白いと思いましたが、何処かに逃げてしまいました。

 熊に襲われるなんて、クマの居場所に入って行かないとあり得ない事ですし、1年にいったい何人襲われているのやら。人間に襲われた方が多いのは間違いありません。

 

 夕方、昨日の書いた兼業農家の話を聞いていたかの様に、畑に80歳を超えたおじいさんが、うちの堆肥を見て声をかけて来ました。2キロほど離れた所で、2反程の田んぼで米を作って来たそうですが、粘土の土で米の価格も下がって作業を委託していると赤字なんだそう。堆肥で土づくりして米以外にも何かと安易に考えている様ですが、紹介はしますが、どうやって撒くかとか、誰が撒くかとか、何を作るかとかの計画は何も無い様で、牛と豚と堆肥の何が違うのかと言う所から始めないといけない、いわゆる兼業農家。あと取りもいい年でしょうし、農業をやるつもりもない。どうしたものかと相談してくるのですが・・・。

 しかし一つヒントを貰いました。私もお世話になっている、ここら辺の名の知れた農家さんの話をすると、勿論近隣のなじみで知っている様なのですが、今さら相談出来ないのでは無いのでしょうか!

 

 特に年を取ると、人間てめんどくさい生き物ですが川の流れの様に、高い所から低い所に流してやれば良いような気がして来ました。