崩壊寸前のアスパラの産地

 最近の小学生はお目が高い!

 暖かくなってきて、荷物が無い時はバイクを足にしていますが、信号待ちで南小学校の生徒達みんなで集まって来てカッコいいを連発。君たち分かる子たちだね~。

青信号からのエンジン音も軽やかになります。

 

 今日は農協のアスパラ部会の講習会にも参加。忙しくて他の圃場を見ていないのは、天候や気候が同条件の圃場の横の比較、分析の機会を逃しかねないのですが、こういう機会に皆さんにこれまでの生育状態を聞く事も出来ますので、大変重要です。

 気になるのは病気の発生状況でして、うちは今のところゼロですが、他圃場も無いとすると雨が少ない天候のおかげだった可能性も有りますし、これまでやって来た結果が良かったのかどうかは確定しない訳です。

 そして見て来た圃場は病気だらけ・・・。他にも優秀なアスパラ農家さん達も昨年ほどではないのですが、ちらほら病気が発生しているそうで、いくつか要素があり確定は出来ませんが、確実に効いた作戦が自分にはあるのでした。

 まだまだ予断は出来ませんが、私のここ数年の経営にとっては一番重要な要素なので少し自信がつきました。

 

 ネットで資料を調べるだけでいろんな産地での試行錯誤を見る事が出来るのですが、状況や気候が違うので全ての良かった事を真似していたら、途方もない時間とコストが掛かるのは当たり前。その中でどのタイミングで何をやって何をやらないのか、これからも最大限注意して取り組んで行きます。 

 病気に押しつぶされて壊滅状態になったアスパラ産地がいくつも有る事は、知っているはずなのですが、農協さんや普及センターさんはオリジナリティの無い一般的な事を何時まで並べるのか。

 

 確実に言えるのは、殺菌剤による防除は必要条件ですが十分条件では無い事。それを踏まえて十分要件となり得る対策をどれだけ出来るか。産地を守る指導する立場としては、いくつかの圃場で実験的にテストをして、十分条件を絞り込んで爺さん達が出来ない事をいかに共同で、コストと時間を掛けずに全体のレベルを上げて行くか。

 

 そんな事言っても今はみんなピンと来ないでしょうが、崩壊寸前の産地を放ってみている訳にも行かないので、何とかして今年を成功させて未来を見て行きたいと思います。