茨城の海岸線は...寂し過ぎるでしょ!

 天気予報で雨は回避したのですが、日々風を読んでいる農家としてあるまじき失敗を...。 

 いわきから南下して南風が強くなって来たなと天気予報を確認すると、南の風6m、6m、終日6m。対向車のトラックからの急激な突風に何度も吹っ飛びそうになりながら、インナー縛りで時速20キロを超える事は皆無でした。

 高萩、日立、東海、ひたちなか、大洗、鉾田、鹿嶋、海岸線を突風と砂ぼこりをもろに受けながら走り通しました。

 永遠と続く茨城の大規模な畑作地帯は、風が強いせいか人の気配が少なく、町はかなり疲弊している様に感じました。時期なのかもしれませんので、本当の理由は分かりませんが、何か考えさせられる物があります。

 これだけの広大な土地を畑にして、大量に収穫して利益を出す為には、機械化は必須でして、人の手間を掛けない農業を徹底的に追求しているのが見ても分かります。初めは凄いな〜と感じていたのですか、地域が潤っていない。数少ない農家が利益を挙げて、人は雇わないか外国人労働者を扱っている所もあるでしょう。

 本当の現実とはかけ離れた考えかも知れないのですが、私の感情はゆさゆさと揺れ動かされまして...。

 

 明日は同様の風と雨も混じりそうなので、予定変更しで電車て実家に帰る事にしました。最後に訪れたJR潮来駅。駅前の潮来釣具センターで幼い頃からのアイドルJIMに会うことは出来ませんでしたが、鹿嶋線は夕方からはほぼ無人駅でワンマン電車でも無いので乗り放題。疲弊を通り越して、笑うのも通り越して、悲しい気持ちになりました。