農業のゴミ。

 昨年頂いたビニールハウスのお宅でも、今解体しているお宅でも、使用済みの廃プラスチックは隅に山積みされております。

 段々と我が農園でも貯めていたゴミを捨てなくちゃいけない時期にも来ていまして、年に2回行われている農協と市の?農業用の廃プラスチックの回収について興味を持って見ていました。

 簡単な話なのですが、北上市では廃プラの処理料が58円/kg掛かりまして後でJAと市とで助成して、42円/kgになるそうです。農薬や肥料袋はたいした量では無いのですが、ビニールハウスやマルチを使った栽培をしていれば、相当なゴミが出まして、例えば軽トラック一台満載して350kg、泥もなるべく取ったり乾かしたりして、ガソリン代と時間を浪費して運んで行って、14700円お金を払って帰ってくる・・・。

 そりゃー何時まで農業を続けるか分からないお爺さんが、わざわざ運んで来る訳ない現状は、全て仕組み作りに問題が有るのでした。

 

 販売の段階で処理料として少し多めに数%徴収しまして、その費用で処理料とそこに携わる人件費をまかない、プラスして持って来た人に残ったお金を返還するか、人集めに無料でミッシェルの美味しい朝ごパンでも配る。くらいすれば簡単にリサイクル率は上がる事でしょうし、ついでにその成果を市としては全国に発信出来てしまうくらいは考えて欲しい。そう行政が入ればゴミ問題なんか簡単でどうにでもなる・・・と言うのは俺、間違ってないかな?

 

 しかしマルチやビニールハウスに使われる農POで調べると、ポリエチレンは酸素と結合して完全燃焼してしまえば、CO2とH2Oしか出さない、ダイオキシンとは縁もゆかりも無い環境にやさしい物ようで、燃やしてタービン回してエネルギーにリサイクルしてしまえば良さそう。それがビニール類と一緒の金額で廃プラとして扱われているのも変な話なのですが、そんな小難しい事よりかは、先に処理料として一律取ってしまうべきなのでしょう。