地方が有利な時代。

 今朝、仕事に出かけ際に、ガシャーンとトタンの屋根が潰れたような音がしましたので、隕石でも飛んできたのかと外に出てみると、軽自動車がガードレールに激突していました。うちは緩やかなカーブになっている所でして、たまに事故が起きます。運転席を開けて大丈夫かと声を掛けると、動揺しながら降りて来まして目の周りを内出血させて、寝てましたと・・・。ノーブレーキで直進してガードレールの餌食に、力む暇も無くエアバックに救われたといった所でしょうか。

 

 昨日、一昨日と午後は近所のカフェのオープンイベントにに助太刀しまして、呼ばれた宴会用のシェフ達の料理を楽しんで見させて貰いました。料理人は肝心の肝の部分をしっかり持っていて、後の9割方は適当でも大丈夫。その感覚は、英語が出来る人と出来ない人くらいの違いを感じました。うちではキッチンでクックパットを見ながらですので、翻訳してもらっているのと同じで、うちの料理は英語は出来ないけれども、翻訳アプリで外人さんと意思の疎通が出来るようなものでしょう。

 

 一人の料理人は西和賀の人里離れた山の中で、1人2000円の創作コース料理で人気を呼んでいるようで、既にその立地や地域との活性化で人を呼んであぐらをかく時代は終わっています。もちろん農業も産地化やブランド化でというよりも、小さな個の力で簡単に勝負する事が出来る事は明白でして、幾らでも作れる大地を持つことが出来る地方が、いかに有利なのかと感じさせられます。

 「個の見せる力」磨こうと、ますます考える良い機会になりまして、いろんな人の考えを間近に見る事は大切なのであります。

 

 しかしこのカフェの運営は、古い方の考え方で作られて来て、ここまでは良いのですが・・・。これから個の部分でいくらでも可能性は有りますが、実は今はまだまだで、これから少しづつ何とかという問題ではないと感じています。私なら出来る人間を探し出す所から始めます。