気になる出荷経費。

 廃車にした車のスタッドレスが邪魔だったので、メルカリに出店しました。オークションでの相場より5000円ほど安い価格で出したのですが、テーブルからソファーに座りなおす間に売れてしまいました。その車種にしか使えない様な特殊なタイヤでしたが、同じ車のユーザーでスタッドレスを探している人は全国に数十人いて、いち早く見つけた方が瞬時に購入してくれました。恐るべきインターネットと持ち歩けるスマホのマッチング力です。しかし誰か梱包までしてくれないもんでしょうか?

 

 いよいよ忘年会シーズンとなりまして、昨日はアスパラガス一年の実績検討会でした。

 昨年の冬に全くのど素人でアスパラガスの畑を譲り受ける事になって、数日後に北海道のアスパラ農家様やいろんな人にお会いして、何人もの人に露地でのアスパラの困難な状況を聞いて肌で感じて、畑の管理をしながらもビニールハウスでの栽培を何とか低コストで実現しようと必死で2年間仕事をして来ました。

 以前から聞いていましたが、やっとJAと普及センターも雨よけをしないといけないと言う方向に進んで来ている様でして、簡易的な雨よけの実験を花巻の畑で行ったそうです。結果はというと病気は出なかった、しかしその回りの雨よけしないアスパラも病気が出なかったので結果が可否が分からなかったそうです・・・。眼に見える事を比較するのにこのレベルでして、土の様に目に見えない謎を解き明かす事などは到底無理な残念な人達なのでした。

 実際にビニールハウスで栽培している人達もいるので、どれ位の収量と収益を目指すのかと、その投資金額、そしてどれくらいで回収するのかのコスト計算をすればいいだけで、良い仕事になると思うのですが。

 ただし、当たり前にJAでビニールハウス建ててもらったら、とんでもない高コストになる訳でして全てを農協出荷でコスト計算しましたら収量にもよりますが、やる価値の無い事はばれてしまうのですが・・・。

 

 昨日、岩崎の民泊宿で出会ったドイツ人は太陽光の架台を中国から輸入している会社で仕事しながら、自ら中国人やアメリカ人と数人で太陽光の発電事業を北上花巻地域で行っています。肝になっているのは無に近く価値の落ちた土地と、直接自分達で仕入れるとんでもなく安い架台なんかの設備を利用して自分達で草刈りして、設備と管理コストを当たり前の半分以下に抑えるのでしょう。発電の収益で8年で回収するんだそうです。南側の開いた山林や雑種地を探しています。

 少しだけ本気で工夫すれば何とかなる世の中ですので、いくらでもつけ入る隙が、見える人には見えるのでしょう。

 

 2年間見て来て、改善目標も何もないJAの出荷経費が最近気になって仕方ありません。見える人が見れば半分で済むに違いありません。