さまざまな有機農業。

 先週から撒き始めた種が、次々に回り始めて今週は何故がスケジュールが名一杯。また、行った先でいろいろと回り始めますので、そろそろ頭の中をしっかり整理して行かないといけません。いろいろ手を出して目の前の事を見失ってはいけない!

 

 今日は有機農業のセミナーに参加して、ためになる話が聞けました。

 昔に比べて野菜の栄養価が極端に落ちているとは聞いて知っていました。1951年、約70年前からほうれん草を例にとると、ビタミンAは1/10、鉄分は1/6、ビタミンCは1/5、旬でない夏に作られる物はさらに栄養価が低いとまで言われています。これではポパイも変身出来ません。

 作物の栄養価やその味の違いについて、育て方、品種改良、旬で無い時期の育成。もちろん栄養が高ければ美味しいとも限りませんし、非常に興味があり是非とも勉強して直接買って頂く消費者の方々に伝えたいと思います。

 しかし・・・今はまだチョット無理、まだまだな自分がそこには居ます。

 

 実は今回のセミナーの内容については奥深いものがあり、ついて行くのが難しいレベルでつべこべ言えないのですが、少し思う事が有ります。

 栄養と味に関しては、生産者が興味を持つ人は非常に少ないと言う事。多くはその収量や利益が数倍になった!という事にしか食いつかないので、もちろんそれを顧客としているセミナーの主催者はお客さんが食いつくかどうかがアプローチの鍵。ニンジンをぶら下げた話が山ほど聞けます。

 

 消費者のチョイスの比重がそこに殆ど無い、と言うのが一番の要因なのですが、生産者としてそれを伝えて分ってもらう努力を十分する。そんな生産者に近い将来なりたいと強く思いながらも、先ずは私も立派にここ数年の利益を追求します!