平和な岩手の内陸。

 週末は仙台から、福島、栃木の旅。街中の小さな川から郊外、山間地の川のあちこちで同じような光景に会いました。ガードレールや手すり、あらゆる柵状の物体に稲わらが干されています・・。いや干されているのでは無く水位がそこまで上がって流れて来たのです。岩手県の沿岸から南東北、北関東、長野や新潟まで含めてあちこちの川が堤防の決壊だけで無く、越水・氾濫しています。数日前から来ると分っているのに、想像を超えて、広い範囲で80名以上の命が奪われています。 

 

 それにしても平和な岩手県の内陸にて数日の間、次のビニールハウス探しに翻弄されています。断られても断られても、それが肥やしになる事は分かっていましたが、やっと少し道が見えて来ました。気長に無理せずに続けて行きます。あんまり強引ですと余計にお金が掛かってしまうものです。

 ハウス探しに車を走らせていますと頭が働き、何となく実感してきた事があります。山間地の農業が急激に衰退しています。お米の需要が下がり、山間地の効率の悪い農業では利益どころでは有りません。かと言ってそう簡単に高収益の他の作物で市場を通して利益が上がらない。市場を通さないで販売していても、物流という壁にぶち当たります。決済や集客は進歩して無料に近くなりますが、物流だけは逆に高くなっています。時間指定や再配達など根本的な所をアマゾンなんかが突入して、物流をぶっこわ~して欲しい物です。