天才オードリータン。

 台湾のIT大臣、オードリータンさんの本を読んで、ユーチューブもしらみつぶしに見ました。

 自由になろう。これまでとらわれて来た事から解放されて自由になったのなら、自分が自由になるだけでなく、みんながみんなを自由にする為に行動を起こせたら凄い事です。自分だけでなく、他の人も自由にしてあげられる人が本当に自由なのです。

 冒頭の一文だけで完全に吸い込まれてしまいました。

 

 様々な考えや、人種、性別、年齢、多様な考えを尊重しながら、若きIT大臣は現代の民主主義を作り上げようとしています。選挙権を持たないこれからを背負う子供達に、メディアリテラシーを教え、それぞれにジャーナリズムを植え付ける。環境問題やゴミの問題と言った、様々な行政の議論にも参画してもらう。自分達が何か言っても変わらないでは無く、自分達が民主主義を変えて行くんだと思わせる為の策略です。

 これ台湾の政策のほんの一例に過ぎないのでしょう。日本の現状を考えると恐ろしいとしか言いようが有りません。

 

 コロナウィルス対策でマスクの在庫管理の事がニュースに成っていました。

 台湾政府は先ず、政府が出資してマスクの製造装置から生産の増強を図ります。同時に数カ月の不足を見越して、国民に週に2枚までにとマスクの使用を控えてもらう様にお願いする。ほんの数日で健康保険書のICチップを利用して、週に2枚までは購入を保障して、各店のマスクの在庫をオンラインでMAP上に掲載する。

 全ては国民に安心を与え、買い占めで各自が在庫を持たない様にする為です。今ではマスク製造装置を世界に輸出し始めています・・・。 

 安部のマスクの施策と単純に比べては行けませんが、郵送で2枚を全国民に配布する選択はありません。

 

 この人の話を聞いていますと、日本政府がどうのこうのと言う考えが浮かびません。何故かと言うと、全人類の繁栄を心から祈っています。グーグルやフェイスブックが世界を変えた様に、国家と言う枠組みは、これからどんどんと薄れて行くのかと感じさせられてしまうのです。