中々出来ないんです。

 突然夕暮れ時に、空一面がトンボだらけに。一斉にふ化したのか何処からか大群がやって来たのか、そして一瞬で全く消えてしまう不思議な時間でした。

 

 昨日国道沿いに畑の案内の看板を出しまして、ぼちぼちお客さんが見て来てくれています。皆さん何時に再開するのか、そわそわとしてくれていた様です。数人のお客様ですが、思った以上の反応を今日一日、肌身で感じとる事が出来ました。

 課題は、手間が掛かり収益が落ちてしまう夏のアスパラを、いかに自身で販売するか。そう考えてこの3年間、色々とやって来た事が積み重なっている。その上に時代の波は、私の様な個人に追い風として吹いています。

 

 昨年、私の一個上の瀧本哲史さんが亡くなった事がきっかけで読んだ本。その年齢に私もなろうとしています。オーディオブックの会社オトバンクの経営にも携わっていた事も有るのでしょう。一周忌を迎えて全ての本が無料期間となり、全てを一読しました。東大の弁論部でディベート甲子園の立ち上げに初めから携わり、その大切さを常に唱えて来ました。

 例えば原発。反対と賛成の意見を決められるのはその当日、くじ引きで決められたその日にグループでディベートを始めます。

 重要なのはその思考。どちらの立場にも立って考えつくす。その上で自身の考えを決める事にあります。自身の感覚で行動してしまい中々出来る事ではありませんが、後々その大切さに気付く事は有ります。中々出来ないんです。