良い物を作ると自分の首を絞める、究極の選択。

 我が農園に今年2台目となる、新しい仲間が投入されました。以前から検討し探していたミニキャブミーブですが、三菱と日産から新発売された軽EVの発売日当日に連絡が有りました。何とディーラで使用していたミニキャブミーブがところてん式に我が農園にやって来たのであります。

 冬に建てたガレージにハイルーフが収まらないと言うトラブルに見舞われながらも、無事稼働を始めたした。

 

 これがまた最高です。東芝製のSCiBというバッテリーを搭載していまして、11年経った今でも、バッテリーの劣化が無いと言う優れもの。満充電で100キロ程度しか走れない車で遠出する事は出来ない、最強のセカンドカーであります。

 自宅に戻りコンセントを差し、出かける時はコンセントを抜く。100円の電気代で100km程度は走り、わざわざガソリンスタンドにいく事はありません。もちろんエンジンオイル交換も有りません。乗っていますと、モーターによるエネルギー回収ブレーキでアクセルワンペダルで殆どの走行が可能で、ブレーキを使うのは完全に停止する直前のみ。ブレーキのメンテナンスも極端に少なくなると思います。

 

 これ程のものを11年前に発売していた三菱自動車に敬意を表すると同時に、売れないのではなく業と売らないのではないかと疑念を抱いてしまいます。

 不意のバッテリーの故障でも有れば交換するつもりですし、これ何年乗れるんでしょうか?クラシックミニの様にパーツさえ供給し続ければ永遠に乗れる。買換え頻度が極端に長くなる、儲からない車になります。錆びそうな部品をステンレスで作ったりして、シートや内装は共有パーツが沢山出たりして・・。

 自動車産業の大転換期、良い物を作ると自分の首を絞める、究極の選択を迫られているに違いありません。