香川のアスパラ農家を丸パクり。

 まだ寒さが続いていますが、朝の寒い時間は会計や計画の事務仕事を進め、午後からは畑で耕作面積拡大と柴刈りを兼ねてチェーンソーと戦い、夕方からはマラソンに向けて最後の追い込みのランニングからの夜のスイミング。

 この一年間を乗り切るには、この準備の時間が全てを決める~なんて偉そうな事を考えて、地道な積み重ねを粛々としています。

 

 しかし、香川のアスパラ農家を訪れて、全く違った試みで活き活きと農業を営んでいる姿を目のあたりにして、今までやって来た事が何だったんだーなんて思う事も多々ありました。違った視点で努力の積み重ねは、同じアスパラを作りを目指していても、全く違った物になるもんで貴重な経験です。

 香川のアスパラ作りの土台には先代の考えた、他の地域とは違う独特な形が有りました。60㎝の土留め板を使って高畝にしていてアスパラの株本体は地面から30~50センチ位の所に位置しています。地下水位でが高くても大雨降って水位が上がったとしても、根先は水ジャブジャブでもたいした影響を受けない。個々の大地の性質によって出来ばえがなるべく変わらない様に考えた、先代の先々を考えた真理を突いた作戦を目の当たりにしました。

 それを、他業種からやって来た若者が受け継いで、今の時代に合った形で運営しているので、これまた驚きなのであります。

 

 以前に為末大さんが話していた、大事な事はここだよねって分っていても、でもここじゃそれ言えないし、勧められない。そんな事が世の中多すぎるって話を思い出します。そう言った意味では組織で無く、個人で小さく農業を営むって自由すぎて最高でして、後々真似されるような真理を作って行けたらと思うのですが、先ず今年は香川のアスパラ農家を丸パクりしまして、実験して行きたいと思います!