スッキリ腑に落ちました〜!

11/4-11/10

 まだ昼間は暖かい日が続きますが、最低気温も下がって来ました。青く残っているアスパラの葉達はフル回転で働いて、来春に向けて十分に根に養分を貯めて、イチョウの様に黄色く色づいて来ます。

 この時期に既に茶色く枯れてしまったアスパラは、多年草植物としては致命的で、失敗と言わざる得ません。

  昨年から実験している、露地での採りっきり栽培では、茶色く枯れてしまい、雨の直接当たる栽培において、濡れて病原菌の胞子が開いて罹患してしまう事、大雨での土壌水分過多は根を弱らせ、病気の感染リスクの増大する事の重要性を、まざまざと見せつけられました。

 春アスパラの土地利用型としての作型を思い描いていましたが、一度見直す事にします。

 

 先程、沖縄の金武トライアスロンに向けて、仙台空港を飛び立ち、上空から一面に見えるコンバイン跡の残る田んぼを見渡して、目が覚めました。 

 出来たとして、これ全部アスパラになったら、あっという間に飽和して、商売出来なくなるよね〜って、なんかスッキリ腑に落ちて思考がクリアになりました〜!

 

 

アスパラ栽培にはまだ沢山の可能性が秘めているはずです!

10/28-11/4 

 風の弱い日は、ハウスのビニールの撤去を始めました。就農当初は中古ハウスの解体から搬送、建設と進めていた秋の時期ですが、今年はいったんお休み。今後の展開の為に策を練っていきます。13棟あるハウスと15列ある雨避け施設の管理作業等に当てますが余裕があります。

 先日の会津若松のアスパラ農家はうちの畑の倍の反収がありましたが、他にも伸びしろが沢山有ります。

 うちの販売価格の5倍以上の単価で販売している農家も有りますし、製造コストに関してもまだ改善の余力が有ります。その他にも雇用や農地、規模の問題も有りますし、一長一短あるので何処かを押すと他が沈み込む要素も多いので、全てプラスに考える事は出来ないのですが、選択肢は無限に有るのですから、農業で稼ぐ事は案外簡単なものです。

 さらなる増設でも利益率の向上は見込めそうなのですが、違う策を模索して行きます。アスパラ栽培にはまだ沢山の可能性が秘めているはずです!

 

 

 

 

 

 

春の芽吹きまで、キャンプインであります!

10/21-10/27

 トライアスロン帰りに、郡山に置いた車に乗り込み、福島のアスパラ農家を探索して回りました。

 アスパラの歴史ある会津を目指す前に、グーグル検索し郡山、白河とアスパラ農家の存在を確認しました。毎度の事ですが、アスパラ出荷の記事をもとにしますとJA全農に行く事になります。これも毎度で全農に行きますと、うちは農協じゃ無いので分かりませんと、JAの看板背負いながら言われイラっとしますが、出荷してんだからどの辺りで生産、農協の園芸の営農指導をしているか情報を聞き出します。

 結局は福島のアスパラの大半は会津若松に集中しています。農協に行っても、直接アポなく農家を訪れるなんてもっての外と言われますので、それとなく調査すると、中でも会津いいで地区に集中しています。沢山の農家を訪れて、話を聞く事が出来ました。試行錯誤して結果を出している特別な農家も紹介して頂いて、沢山話を聞く事が出来ました。

 雪深い東北地方の同じような環境で、うちの畑よりも遥に多くのアスパラを収穫している方々を見て、まだまだ有る伸びしろを確認しまして、来年に向けたパワーを頂きました。

 

 段取り八分、来年春のアスパラの芽吹きまでに、どんな作戦を建てて準備、実践する事が出来るかで結果が決まります。気力、体力全てにおいてキャンプインであります~!

本格的にトレーニングを再開しました!

 10/14-10/20

 翌年新たなアスパラを芽吹く為に、転流と言って根に養分を蓄え始めたアスパラ達。なるべく元気に働いて貰う為に、殺菌したり、転流を促進させる養分投入したりして、雪が降る迄なるべく今の状態を維持して貰いますが、私達にやれる事は少ないです。

 

 代わりに自分のトレーニングに精を出し始めまして、先週は盛岡でマスターズ水泳大会、今週は千葉市稲毛海浜公園でのトライアスロンに参加して来ました。恒例の駅伝シーズンも始まりますし、怪我無く体づくりに励んで行きます。

 しかし、夏に汗だけかいて動かない体は、走るにはまだ重く4キロは減量しないといけません。運動強度を上げても簡単には落ちませんので、時間を増やして、夜の炭水化物も抜いて行きます。

 シーズンオフからまた一つ年を重ねて、昨年と同様かそれ以上の体に戻るのかどうか~、懸念される所ですが今年はまだまだ行けそうな気がします。

 

長く続いたアスパラ収穫を終えました。

10/6-10/13

 例年よりも一週間長くアスパラの収穫が続いて、やっと今週で終了しました。年間11トン弱の収穫量で、反収は1.3トン。まだ2年3年目の圃場も多いですが、改善は少しづつ、目標にはまだまだ届きません。

 5年掛けた中古ハウスの増設計画を終えて、その立ち上がりを見ながら、来年からは新たな計画を進めて行きます。これからはハウスでの春夏の長期採りではなく、春採り収穫だけの圃場を増やして行きます。いろんな形での収益性を確保していく事で仕事のバランスを取れる様にして行く事と、アスパラへの知見を増やす事が目的です。昨年から露地の採りっきり栽培と、来年は春採りだけの簡易雨避け栽培を実験して行きます。どちらにしても、環境に逆らわず、いかに効率と能率を考えてコストを掛けずに、収益を確保して行くかがポイントとなります。

 品質や時期による高付加価値化、一次産業以外による高付加価値化、最新のテクノロジーを使った効率化。やりたい方々に任せてジャブジャブお金を使って頑張って貰いまして、我が農園は違う視点からこれから訪れる、変革の時代の準備を整えて行きます。

 

寒冷地から温暖地へ

9/29-10/5

 最低気温が12度くらいになりますと、アスパラも冬眠モードに入るのですが、秋の訪れは遅く、出てきているアスパラの収穫作業がまだまだ続いています。岩手の平地は寒冷地から温暖地に近づいて来ています。

 シェアファームのサツマイモ、里芋の収穫も始まって、お盆明けから播種した秋野菜野菜達も大きくなり実り秋が訪れます。今年は大きなニンニクを沢山入手して、マルチで植えたのですが、マルチの穴から雑草がみっちり出て来てチョット早すぎたと後悔しています。

 秋の晩生枝豆として栽培している秘伝豆が昨年に引き続き、完全に不作で9月の暑さが影響していると思われます。6月上旬に播種しているのですが、来年は2週間は後にずらしてみます。

 アスパラは多年生で地中に居続けていますので反応に応じて、こちらが対応すればよいのですが、毎年播種する作物は、播種時期や品種の大きな変更を余儀なくされるほど、季節が変化して来ています。

 

 来年の栽培体系の変更も頭の中には出来ていますので、来年使う機械や設備をヤフオクで探しまくり、何とか遊びに行くついでに回収して来れないか。もちろん継続して使う機械のメンテ改善等を始めながら、ハウスの冬支度を始めていきます。

いよいよ、5ヶ月間続いたアスパラの朝市販売を終了しました!

9/22-9/28

 いよいよ、5ヶ月間続いたアスパラの朝市販売を終了しました。例年ですと収穫後半は、病気での落葉を頭に被りながらのとなるのですが、今年は緑の残ったままの立派なアスパラの葉を残しています。8年前からこれを夢見て来て、来春のアスパラの収量が爆増します。

 今年は3000kg以上のアスパラを畑で新聞紙に包んで直接販売する事が出来ました。沢山の方々に畑までわざわざ足を運んで頂いて、ありがとう御座いました!春はまだまだ売り切れ続きでしたが、来年はさらに成長した姿を見せられると確信していますので、どうぞ宜しくお願い致します!

 

 しかし今年も様々な施策を、やった所、やらなかった所がありましたが、全ての圃場で病気が少ない・・・。たまたま今年の気候がそうさせたと言わざるを得ない所ですが、幾つかヒントを見つけていますので、来年以降に検証して行きます。また、ここまで葉っぱが残ったからこそ、これから2カ月で今まで気にならなかった問題が必ず出て来て、全てOKとはならないのが常ですので、三歩進んで二歩下がる準備は出来ています。

 そして、今後どのように発展させて行くかどうか、既に頭の中は先の事でいっぱいです~。