土壌分析。

 収穫を開始しました。昨日、今日で1.5Kgだけ・・・。これから毎朝、気持ちいいい忙しい日々が続くと良いですね~。週末は熱くなりそうですので一気にアスパラに火がついてほしいものです。早速目の前の産直に頼まれて、スズメの涙程ですが初出荷をさせて頂きました。

 

 そして今日は土作りの師匠にもわざわざ来て頂き、土壌分析値から今年の施肥設計について教えて頂き、大体の春の計画を立てました。

 

 実は私の身の回りの地元のアスパラ農家では、土壌分析から土の状態を把握して、土づくりをしている方は実は見当たりません。農協で格安で土壌分析をしてくれているのですが、現状は見てもその対策方法が良く分からずに迷宮に入る前に諦めているのでしょう。

 日本では昔から頭の良い人たちが、いろんな研究をして論文を書いていて、農業技術体系なんていう広辞苑の様な本が数十冊で十数万円なんていう本が出ているくらいでして、ほんとに分析と技術は進んでいるのですが、ここ北上のアスパラ農家では実際殆ど生かされていない。農協や国の支援センターでさえその指針のレベルは相当低いのでありましてアスパラ農家に限った事では無いような気がしています。

 そこの研究者の論文と、現場の隔たりがどうしてこうなって来て今に至っているのかは、私の中ではまだ解き明かされていません。

 

 実際、農協の土壌分析は簡易的な物で、これだけの数値は何も決めれないと言うのは私の先生の話でしてその3倍程度のいろんな数値を出して貰っています。しかも今回は土を深く掘って、下に幾つかの土の層が有りましたので各層の分析もしてもらいました。深く混ぜ込んだ時のリスクもある程度予測しておく事にしました。今はまだ先生の話を鵜呑みにしていて、もう少し議論くらいは出来るくらいに勉強して元素記号で話が出来るように成りたいものです。