小学生の時かもっとその前か、夏は母親に連れられて天風会という会に参加させられていました。座禅を組んで精神統一「力だ！勇気だ！信念だ！」という合言葉が今でも鮮明に覚えています。帯状の細い紙で割り箸を割らせたり不思議な修行でしたが、終われば、瓶のドクターペッパーを買って貰えるというだけの為に参加していたのですが・・・。
中村天風とは何者か？昭和初期にヨガの哲学を取り入れ、真理を解いた本は今でも変わらずに、現代の人々の心に届いていて、大谷翔平も最近一読したと話題になっていた様です。
このような人生哲学を解いた本は皆似通っていて、アドラーやジョセフマーフィーの潜在意識の力と同じなのです。「人生は心一つの置き所」天命以外は全ては心の持ちようなのです。
しかし気になる事は、その真理はもともと私に備わっていた事なのか、それとも幼い頃にこの天風会で刷り込まれたものなのか。いろんな本を読むうちに大人になってから備わって来たのかどうか。まあ、元気なうちはそんな事分ってらいくらいの物なのか。
弱った時にこそ、物事を悲観的にとらえ、取り越し苦労ばかりしてしまって一度しかない人生の大切な時間を無駄に過ごしてしまう。そんな時にこそ役立つなずなのであります。
