小さな発見の積み重ね。

 伊藤健太郎、聞いたことも見たことも無い・・・、そうとうヤバイかな?

 

 先日、単管パイプでビニールハウスを作るメーカーに来て頂き話を聞きました。ホームページを見たイメージに先入観が先行してしまい、見誤っていました。単管使えばパイプハウスが格安で作っれる!という私の課題と期待とは裏腹に、三角屋根の本格的な鉄骨角パイプハウスより格安であると言う、あたり前の話しか聞けませんでした。そんなじゃ売れないから、こういう論点で考えて欲しいと、私の提案の機会となってしまったのは言うまでもありません。

 しかし、挑むべき道ははっきりと見えました。構造の計算のもと考えれば、今のハウスのように細いパイプを数多く並べる必要は無いはずです。梁や筋交いを適所に配置する、そして飛ばされない様に地面に埋めるべき部材も有るはずです。コストメリットを最適化するために、試行錯誤しているメーカーは無いんだと思います。これだけの強度だとこれ位の価格になります・・・そんな話はメーカー都合の話なのです。

 

 そう考え始めて、急いで拡大するのを辞めようと決めました。コロナの助成金だ、産地育成の為の助成金だの、期限とそれを実施する事が目的に、無駄な時間を使うのがバカバカしくなりました。助成金は一度きり、もっと大切な事が沢山あるのに見失う所でした。小さな発見の積み重ねが、これからの私の農業に大きな影響を与えてくれるはずです。

 今年は中古のハウスで出来る所まで拡大して、これから一年間かけて作戦を練って行きたいと思います。