ソリューション思考

 さて、寒くなりましてアスパラの収穫が終わって一か月以上が経過しました。残されたアスパラの木の状態で、1年間の答え合わせの季節で有ります。今年もイロイロと試行錯誤して新たな取り組みをしました。

 その結果はと言いますと、ほとんど変わりませんでした~。そして今回の試みでは変わらない事が良く分りました。毎年違う気候の中、完全に比較は出来ませんが、その結果を(縦に比較)過去と比較する。(横に比較)場所毎に対策を変えて比較する、他の方の畑と比較する。

 これは昔パチンコ雑誌から覚えた言葉ですが、縦と横の比較。それに私のバイブルである出口治明さんの著書にも沢山出て来ますが、縦、横、算数。数値をとらえて歴史とグローバルの視点で考える事も大事であります。

 

 ソリューション思考とかって言いますが課題解決思考は、就職して十数年工場の生産技術職を出来た事が幸いしまして、工場内の課題が次々に集まられまして100人斬りで、鍛えられています。次には自分の課題を解決しようと思い営業職も経験しまして、変わる事の難しい自分自身に直面しました。

 どちらにしても、与えられた課題を解決する事で報酬を頂くのでして、何に挑むのかはその雇い主の次第ですが、企業ですので利益を上げる事が最大の課題なので有ります。

 今はと言いますと、もちろん自身の生活の為に利益を上げる事は命題では有りますが、それが解決出来たらどんな未来が待っているのか、自身で思い描く事が出来るのが最大の利点であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8年目の準備を進めて行きます。

 アスパラの収穫が全て終了し、今年も今までにない気候を経験しました。他の一年生の野菜と違い、アスパラは多年生の植物で、春の収穫は昨年の生育に影響し、1年を通して少しずつ収穫して行きますので、良い時も悪い時も有りますが1年間で見ますと、大きくな変動は少ない。その代わり、大豊作や全滅と言った事の無いので心に優しい。

 物価高での経費の圧迫も懸念されています。機械は沢山有りますが使用頻度は少なく導入コストを抑えて、中古機械を何時でも動く状態にメンテナンスして使用しています。ハウスは地道に中古を頂いて建設していますので、全く影響がありません。昨年から車はEVを導入して、今年は電気料金の高騰を前に、自宅の太陽光を中古パネルで大きく増設しています。晴れた日はEVの充電に当てなるべく昼間電気を使い、ガソリン、電気料の高騰に全く影響が無い。

 上手く行かないアスパラの生育ですが、収量を規模でカバーしながら、草、虫、病気との戦いで、なるべく手を掛けない生産体系を目指しています。

 

 物価高は畑での直売と会員制のシェア農園には追い風で、選別しない、洗わない、包まない、届けない。シェア農園においては収穫もしない。付加価値を出来るだけ削いでいく作戦は誰も真似しないのでライバルもいません。

 

 全て考え尽くして完璧にこなす事も無く、場当たり的な行動も無い。その代わり、チャンスが転がって来た時には、心のままに迷うことはありません。

 とても落ち着いた農業経営が実現し、今年からは利益がしっかりと見えて来て、少しづつですが働いて頂いている方々や、地主さんに還元できる8年目の準備を進めて行きます。

 

 

 

 

楽しいシーズンオフの始まりであります~。

 季節外れの大収穫、虫の大発生と盆明けの様な気候の続いた9月もいよいよ終わります。既に頭の中は、来年に向けた計画が大半を占めていますが、アスパラの収穫に追われるという嬉しいような、早く終わって休ませてくれないかな~と複雑な最後を迎えています。

 

 しかし10月からは待った無しのスケジュールが目白押しで、既に体づくりを始めています。先ずは目標に据えたのは10月末に静岡でのトライアスロン。5年ぶりになるのでしょうか?コロナで計画すら出来なかった年が続いている間に、私もいよいよ50代。昨年からスイミングばかりしていて、夏は暑くてまたスイミングばかり。泳力は益々上がって、一番の不得意種目で上位に上がる準備は出来ています。

 逆に増えた体重と、テクニック云々よりも加齢による回復力とバネの衰えを感じるランニング。また元に戻すのは並々ならぬ忍耐が必要なのであります。

 1年近くも動かしていないバイクも、メンテナンスと楽しみのバージョンアップも情報収集して行きます。

 出来れば、冬の駅伝とマラソンで今までの自分を超えて見せるのであります。

 

 畑の方も管理作業は続きますが、片付けとメンテナンスをしながら、来年に向けた妄想を形にすべく動き出す、楽しいシーズンオフの始まりであります~。

やっと、私の色眼鏡もとれて気づきました!

 最近はジャニーズにビックモーターと同じ様な変人が起こした事件が話題ですが、おかしな人は世の中に沢山います。この後、彼らがどうなって行くのかってのはゴシップでやったらいい話で全く興味が無いですが、これまで野放しだった事の中に大切な事は沢山隠れています。

 ジャニーズにしては、70年間も爺さんの児童レイプを野放しに、法律や警察、検察が裁かなかった事。報道が中立で無い事。国民全体、教育者や保護者の団体が興味を持たなかった事。ビックモーターにしては、自動車販売修理工場と保険代理店とが、同じ経営である事。大切な論点はそんなに多く無いんですが、しかしまあパチンコ屋とギャンブルの様に、色眼鏡掛けては解決できない事であり、誰も真剣に時間を掛けて取組む人、興味の有る人は日本には多く居ません。

 

 畑の方は9月の1か月間のトウモロコシを栽培したつもりが、これまでの暑さで進んでしまって既に半分の圃場が終了し、来週中には早々に店じまいと成りそうです。

 ビックリするのが、やっと採りごろを迎えて収穫を始めた所が、翌朝には取り遅れてしおれて売り物になりません。

 チョットやばいかな~大丈夫かな~と感じた日に買いに来られたお客様は、2度目は来られ無いですし、完璧な採り時に来られたお客様は次の日に、人の分まで大量購入に再園して貰えます。

 しかし大切な事にやっと気付きました。夏のアスパラにおいては、春に比べて筋が入ってしまう時もありますし細いのも沢山育ちます。売るにはどうしたら良いのかを考える以前に、夏にアスパラを美味しく育てるにはどうしたら良いのかを解決しないといけない。7年間掛かけてやっと、私の色眼鏡もとれて気づきました!

 今年の冬は宿題が山積みなのであります~。

 

 

 

 

アスパラ達は完全にへそを曲げてしまいました~。

 7月末から、高温と雨の降らない日々が延々と続きまして、アスパラ達は完全にへそを曲げてしまいました。もしかすると、今年から湿害対策に畝を高くした事が、高温と乾燥に悪い影響を与えているのかも知れません。

 注文を頂いていたアスパラの発送も、なかなか良い物が採れなくて遅れてしまっていて、申し訳ありません。もう少々お待ち下さい。

 

 しかし、ここまで長い期間高温が続いた事で、気温がアスパラの芽に大きく影響を与えている事が分りました。特にビニールに覆われた屋根の下では高温になってしまいます。芽を出してから、3日4日掛かるアスパラですので、良い日、悪い日が交互に続いていると原因に気が付きにくいのです。

 環境を一定にしてやるようなハウスの環境制御が有効な事は明白ですが、コストを掛けた分の見返りがどれ位なのかと、規模がさらに大きくなった時にボトルネックとならない事が、最重要課題になって来ます。もちろん売る値段との兼ね合いにもなって来るので、難しい所であります。

 

 やりたい、知りたい事が山ほど浮かんできます。

 屋根の遮光や、細霧による冷房での温湿度の自動管理で、どれほど収穫量と品質が上がるのかどうか。コストを極力描けないで、重要なポイントだけを発見して、ピンポイントで対応して平均点を上げて行けないんのかどうか。

 そもそも夏にアスパラの親木を病気にかけないで、冬までに来春に向けた養分を十分に貯める事が前提なので、夏の収穫量まで求めては行かないのですが、知りたい事は山のように貯まって行きます。

 

 以前にも書きましたが、毎日0.1%の改善が数年間で何倍もの成果が出るのですが、これも勝間和代さんの受け売りで、毎日0.1%の改善を進めるにはどうしたら良いのか。

 その答えは、常に未知なる実験と失敗を繰り返して行くしか方法は無いのであります!

 

 

 

 

結果はいかに〜。

 長丁場9月末まで、夏のアスパラ収穫が始まって来ます。

 夏の生育次第で来春の収穫量が決まります。収穫の終わる頃のアスパラの親茎の生育状況が、今年1年間の結果発表〜!考えついたプランを粛々とこなして、幸運を祈ります。

 

 早朝から収穫が始まりますと、夜のトレーニングまで体力がもたず、お風呂入りにスポーツクラブに通う事になるのですが、今年は新たなプランを考案しました。

 今まではパワーナップとして5分位の仮眠をしていました。長い昼寝は逆にだるくなると考えていたのですが、大谷選手が2時間昼寝すると聞きまして、1時間の仮眠をしてみることに。

 これが強烈に聞きまして、1日を有効に使う事が出来ます。長い時間は無いので、短時間で強度を上げたスピード力を付けれれば、10月にスタートダッシュ。こちらの結果は来年の2月、鋼の体が出来上がるはずで有ります〜。

 

夏野菜がぐんぐんと動き始めました~。

 運営しているシェア野菜の畑の夏野菜が、ぐんぐんと動き始めました。

 ズッキーニの葉やトマトの茎は、植えた時とは別な物の様に巨大化して来ました。ベストのタイミングで畑に放たれて順調に育っています。

 しかし、1か月半の間に露地畑で完全に固まっていた、ナスやピーマン・・・。やっと動き出す兆候が見られます。1か月畑に出すのが早いのであります。肥料袋に穴をあけて、4本の支柱で筒状に畑に建てられている姿を家庭菜園で見た事があると思いますが、せめて6月に入ってから植えるべき植物であります。

 しかし丁度その頃に成りますと、ホームセンターでは1か月も経って老化してしまった苗が半額セールに。今丁度いい苗を作っている苗屋さんにとっては、死活問題となります。

 

 地域の気候、土質によっても状況は全く異なりますし、それに売り手の事情が絡んで来ますと、植物にとって、うちの運営にとってどうなのか見極めるにはもう少し時間が掛かります。改善ののり代があり過ぎて、数年後には効率は格段に上がります。

 世に有る情報の99%は役に立たない無意味な事ばかりですので、本物の野菜作りのコンシェルジュって需要があるんじゃないか!ChatGPTならこの溢れる情報の中から、その答えを導き出してくれんのか~。