アスパラ達は完全にへそを曲げてしまいました~。

 7月末から、高温と雨の降らない日々が延々と続きまして、アスパラ達は完全にへそを曲げてしまいました。もしかすると、今年から湿害対策に畝を高くした事が、高温と乾燥に悪い影響を与えているのかも知れません。

 注文を頂いていたアスパラの発送も、なかなか良い物が採れなくて遅れてしまっていて、申し訳ありません。もう少々お待ち下さい。

 

 しかし、ここまで長い期間高温が続いた事で、気温がアスパラの芽に大きく影響を与えている事が分りました。特にビニールに覆われた屋根の下では高温になってしまいます。芽を出してから、3日4日掛かるアスパラですので、良い日、悪い日が交互に続いていると原因に気が付きにくいのです。

 環境を一定にしてやるようなハウスの環境制御が有効な事は明白ですが、コストを掛けた分の見返りがどれ位なのかと、規模がさらに大きくなった時にボトルネックとならない事が、最重要課題になって来ます。もちろん売る値段との兼ね合いにもなって来るので、難しい所であります。

 

 やりたい、知りたい事が山ほど浮かんできます。

 屋根の遮光や、細霧による冷房での温湿度の自動管理で、どれほど収穫量と品質が上がるのかどうか。コストを極力描けないで、重要なポイントだけを発見して、ピンポイントで対応して平均点を上げて行けないんのかどうか。

 そもそも夏にアスパラの親木を病気にかけないで、冬までに来春に向けた養分を十分に貯める事が前提なので、夏の収穫量まで求めては行かないのですが、知りたい事は山のように貯まって行きます。

 

 以前にも書きましたが、毎日0.1%の改善が数年間で何倍もの成果が出るのですが、これも勝間和代さんの受け売りで、毎日0.1%の改善を進めるにはどうしたら良いのか。

 その答えは、常に未知なる実験と失敗を繰り返して行くしか方法は無いのであります!