来年のアスパラ栽培

 今年も残すところあと僅か、アスパラ農家もアッという間に6シーズンを終える事が出来ました。

 畑のアスパラはまだまだ理想とはかけ離れた生育なのですが、圃場だけは増え続け来年はビニールハウスは13棟、計700m弱の長さになります。簡易の2列雨避けも入れてアスパラの畝の長さで5000m、使い捨てのアスパラのネット100mを50セット必要な、恐ろしい事になっています。

 植える毎に土作りは変えて、この土質で何が最善なのか分からないまでも、その糸口を何時かは見つけてみせる。

 もちろん日々の管理も、大雨降った時の排水、夏の高温、肥料の与え方。気候状況や生育状況が違うなか、こちらも糸口を見つけ出します。

 いづれにしても、日々のアイデアと改善の積み重ねしか無いですが、結果が目ですぐ見えない、因果関係すら分かりづらい、一年という長いスパンで考える世界であります。

 単純に反収が倍になれば楽チンなのですが、そう簡単に策が見つかる訳もなく、お客様のキャパはまだまだ有りそうでシェアファームの事も有るので、次なる圃場拡大も目指します。

 

 そしてもう一つ、ここ数年実験を重ねている人達のいる、アスパラの取りっきり栽培ってのが有りまして、植えて1年育てて翌年春だけ収穫して土に戻してしまいます。

 密植して、1年目に放任で病気の出ない方法が出来れば面白いんじゃないかと思う結果を見まして、来年は少し実験を始めて見ます!